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第8回イエナプラン教育全国大会 基調講演&分科会情報

基調講演
長沼豊(大日向中学校校長)
テーマ:わたしとイエナプラン、大日向中学校の507日
【講演の概要】
開校してまだ507日の大日向中学校。日本イエナプラン教育協会の認定校となって81日(いずれも8月20日で)。「3年先輩」の大日向小学校の背中を追いかけながら走る日々は、立ち止まること、まわり道すること、感動することの連続。生徒、保護者、地域の人々、スタッフと共に創る学校で、初代校長の長沼が感じたものとは・・・。


分科会1
A 教育委員会と公立学校の実践
・岩本歩(名古屋市教育委員会)名古屋市教育委員会、指導主事、イエナプラン教員資格取得
・西澤佳代子(名古屋市立山吹小教諭)名古屋市立山吹小教諭、イエナプラン教員資格取得
・岩崎実佑香(名古屋市立山吹小教諭)名古屋市立山吹小教諭、若手海外教育派遣によりオランダでイエナプランを学ぶ
【講演の概要】
名古屋市立山吹小学校では、マッチングプロジェクトという事業に参加し、イエナプラン教育協会とタッグを組んで学校づくりを行いました。全学年ブロックアワー、異学年によるワールドオリエンテーションなどイエナプランのコンセプトを大切に日々実践が進められています。なぜそんな学校づくりが進められているのか。その理由を様々な立場からみなさんに実践内容についてご紹介いたします。

B イエナプラン基礎講座〜イエナプランってなあに?
川﨑知子(日本イエナプラン教育協会前理事)
東京都出身 広島県福山市在住 東京都の公立小学校で約10年働いた後、2017年〜2019年、夫と息子たちと一緒にオランダに移住し、イエナプランスクールで「アシスタント」をしながらオランダ生活を楽しむ。 日本イエナプラン専門教員資格取得。
【講演の概要】
ペーター・ペーターセンの著書「小さなイエナプラン」の日本語訳を参考にイエナプランのビジョンを紹介します。また、オランダでの2年間の暮らしから印象に残っているエピソードをお話し、イエナプランが広がった背景を一緒に考えるきっかけになればと思います。

C 「やりたい」から始めるオルタナティブスクールのイエナプラン
・青山雄太(ヒミツキチ森学園グループリーダー)
15年間公立小学校教諭を務めたのち、2020年に神奈川県のオルタナティブスクール「ヒミツキチ森学園」でグループリーダーに。軽やかに先生する人を全国に増やすことをビジョンに掲げ、ブロガー、先生向けコンサルなど、幅広く活動。キッズヨガの資格もとり、学園では子どもたちにもヨガ×教育の授業を実施。著書「先生が知っておきたい『仕事』のデザイン」。
・末永静(NPO法人ころあい自然楽校小学部スタッフ)
兵庫県稲美町の森のようちえん「ころあい自然楽校」の小学部スタッフ。元神戸市公立小学校教員。1年生4年生の二児の母。公立小在職中に青年海外協力隊、育児休暇、特別支援学級の担任を経験して、現在は公教育に選択肢をつくりたいという野望を抱いている。日本イエナプラン教育協会の理事も務めている。
【講演の概要】
「ころあい自然学校」「ヒミツキチ森学園」というオルタナティブスクールでイエナプランを実践する二人。自分たちの「やりたい」子どもたちの「やりたい」を元にイエナプランを実践していったらどんなことが起きているのかを詳しく話します。オルタナティブスクールに興味がある学校関係者だけではなく、保護者や新しい教育に興味のある学生など、ぜひ一緒にテーマを持ち寄って対話しましょう。

D 大日向から公立へ持ち帰ったもの
・谷川陽祐(公立小学校教諭)
兵庫県公立小学校教諭。現職教員の派遣制度で兵庫教育大学大学院へ進学し、『問いづくりに着目した小学校「総合的な学習の時間」の授業改善に関する研究 ―オランダ・イエナプラン教育の日本での適用事例を参考に―』をテーマに研究。2022年に日本イエナプラン専門教員資格を取得。
・原直希(大学院生)
兵庫県で約7年間小学校の教諭として勤務。2019年に退職し3ヶ月間オランダにてイエナプラン教育の研修に参加。帰国後、2年間兵庫県で小学校教諭として勤務。現在、兵庫教育大学院修士課程を履修中。
【講演の概要】
谷川の担当パートでは、大日向小学校でのインターン経験から、学んだことや公立学校でも実践できそうな事例を紹介します。また、現在公立小学校で取り組んでいる、自分なりのイエナプラン実践についてもお話します。原のパートでは、大日向小学校の経験を活かして、自分ならどのように実戦を行っていくか。また、実践を行うにあたって20の原則に立ち返ることの必要性と意義についてお話します。


分科会2
A カラフル−小さな町の公立小学校のイエナプラン
濵大輔(公立小学校教諭)
学校で、子どもたちに心が震えるような歓びを感じて欲しいと願うイエナプランナー。教職15年目。これまでに公立・私立小学校、特別支援学校、オルタナティブ校等で勤務してきた。2017年に3ヶ月研修に参加し、日蘭イエナプラン教育専門教員資格を取得。今年度から川根本町型授業づくり研究員(町教委委嘱)、6月より日本イエナプラン教育協会代表理事を務める。
【講演の概要】
私の暮らす川根本町は人口約6,000人の小さな町で、近年、教育委員会と小中学校は、イエナプラン教育に学んだ「全国から選ばれる学校づくり」を目指して取り組んでいます。本分科会では、昨年度から今までの私の担任クラスでの実践を中心に、カラフルなファミリースクールの実現に向けた試行錯誤の様子を、具体的なエピソードを通じてご報告します。

B 大日向中学校の現在地〜大日向中学校の卒業生と語るイエナプラン〜
田村悠子(大日向中学校教諭)
私立中高勤務後、埼玉県や東京の公立・私立の講師を複数校経験。大日向中学校にはフリースクール時代から関わり、現在4年目。
【講演の概要】
フリースクール時代から、大日向中学校のこれまでの実践を卒業生と共に振り返りたいと思います。4年間大日向で学んだ卒業生が「自立と共生」のイエナプラン教育をどう捉え、次のステップを歩んでいるのか。子ども目線からの話も聞ける場にできればと思います。

C 6歳までにイエナプラン教育を
佐竹真紀(学校法人やまもも学園理事長)
青山学院大学法学部を卒業後、地元高知のテレビ局に入社。アナウンサー。結婚後は、夫とともに専門学校や幼稚園、BOOKOFF等の経営に携わっている。
【講演の概要】
乳幼児期における環境や豊かな経験は、子どもたちの自己肯定感や創造力、好奇心などを育み、その後の人生をも左右すると言われています。高知の子どもたちの輝く未来のために、イエナプラン教育を当学園全体で取り入れた理由や現状をお伝えします

D 大日向小学校でのSEE Learningの実践-目指すビジョンと実際
原田友美(大日向小学校グループリーダー/日本イエナプラン教育協会理事)
社会人経験後、大学で心理学と美術を学び、東京都公立小学校で図工専科として勤務。 退職後、大日向小学校の設立準備に携わりながら、オランダにてオランダ・イエナプラン教育専門教員資格を、翌年、日本イエナプラン教育専門教員資格を取得。 2019年より現職。2021年より日本イエナプラン教育協会理事。
【講演の概要】
今年度、大日向小学校中学年(3,4年生)でSEE Learningの実践を行なっています。SEE Learningは、アメリカのエモリー大学で開発された、社会的、情動的、倫理的学びのプログラムです。SEE Learningが目指すものと、イエナプランのビジョンやあり方との親和性や、実践から感じられたことについてお話しできたらと思います。

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