2020年8月22日(土)に、第5回日本イエナプラン教育全国大会を開催いたします。
東北・仙台での開催に向けて準備を進めてきましたが、コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が全国に発令されるという状況を受けて、今回はやむを得ずオンラインでの開催とさせていただくことにいたしました。
今年の大会のテーマは、「イエナプランと『催し』」です。
これまでの全国大会で、以下のようなテーマを掲げ、イエナプランについて学びを深めることを積み上げてきました。
第1回:サークル対話と自立学習
第2回:異年齢の学びとワールドオリエンテーション
第3回:学びの真正性とは何かを考える
第4回:イエナプランと遊び
そして今年の大会テーマが、「イエナプランと『催し』」。
これで、「4つの基本活動」(サークル対話・遊び・仕事・催し)が全国大会のテーマとして出そろうことになります。
「喜びや悲しみの感情を分かち合う」ことで、私たちは「たった一人で生きているのではない」ことを実感することができます。東日本大震災で大きな被害を受けた東北各地その他東日本。私たちが今回の全国大会を東北・仙台で開催しようとしたのは、そのような厳しい状況の中でも、前を向いて進んできた人々の姿があり、その姿からもイエナプラン教育における「催し」の意味を考えることができるのではないか、と考えたからです。
また、コロナウイルスの蔓延とそれに伴う様々な不安や生活上の制約は、「催し」の価値をあらためて問い直す好機でもあると考えます。
多くの学校は臨時休業となり、子どもたちも教員も他者とのリアルなつながりが絶たれたり、大きな制限を受けたりしました。今も感情の共有がとても難しい、そんな状況です。
東北では、震災後10年が経ちました。混乱期の中で乳幼児期、学童期を過ごさざるを得なかった子どもたちの中には十分なケアが図られにくかった子どももいて、それが現在にも影響を与えているとも言われています。今回のコロナ禍は、それが全国規模で起こっている、とも言えるでしょう。
人が、よりよく学び生きていく、その活力源と環境を守っていきたい。
「喜びや悲しみの感情を分かち合う」催しに焦点を当てて、その価値を一緒に考えましょう。そして、この全国大会こそが私たちの「催し」になるように。
オンラインという、ある面限られた条件の中での私たちのチャレンジにしましょう。
多くの方々のご参加をお待ちしています。
――――――――――――《 概 要 》――――――――――――――――――
【日 時】2020年 8月22日(土)10:00~15:00
【定 員】100名(先着順)
【会 場】オンライン開催
※お申し込みの方には、zoomURLを前日午後にメールにてお送りさせていただきます。
なお、zoomの操作が不安な方は、事務局までお問い合わせ下さい。
【参加費】:2000円
※参加申し込みサイトより、決済方法を選択してお支払い下さい。
※キャンセルポリシー:前日正午までにpeatixを通してキャンセルの御連絡をしていただきますと、手数料を差引いた金額を返金いたします。
【詳細・お申し込み先】: https://japanjenaplan2020.peatix.com
【お問い合わせ】:info@japanjenaplan.org
【主 催】:一般社団法人日本イエナプラン教育協会